たむら薬局グループ

鳥取県鳥取市にタイプの異なる7店舗を構えるています。西洋薬だけでなく漢方薬も主に取り扱っています。漢方相談も受けておりますので、お気軽にご相談ください。

漢方について

漢方薬について-ABOUT HERBAL MEDICINE-

漢方薬とは人類の生活の知恵として、自然界から薬として効果が発見されている植物、動物、鉱物を使いやすいように簡単な加工(乾燥や粉砕など)を加えたものが生薬です。したがって、生薬は世界の各地で伝承されています。この生薬のうち、中国、朝鮮、日本を中心に東アジア地域で伝承され、用いられてきたものを漢方薬と呼んでいます。(ex.サフラン、ヨモギ)

東洋医学のあらまし

3000年の歴史を持つ医療体系今から約2000年前にはすでに東洋医学の医療体系がまとめられています。それらのうちの1冊、傷寒論の序文には「昔からの経験を広く収集した」とあり、さらに古い時代から民間医療が発展し、体系化されていったことが伺えます。
また、紀元前の古墳から、医書の断片の出土しています。したがって、この医学体系はおそらく約3000年の歴史があると考えられています。気の概念が生きる中国医学の最大の遺産は気の概念でしょう。目には見ることができない生命力を気といいます。これを語らずには生命も病態も治療も語ることができません。気は、東洋医学の第一のキーワードです。

医食同源の思想

病気を治す時には食事を無視することはできません。食養生は健康を保持する上でも治療の面からも大変重要な要素です。中国では医薬品も食物も源は同じであるという思想が貫かれています。処方(方剤)には名前がつけられている西洋医学の処方にはほとんど名前がありません。東洋医学で用いる処方を方剤といいますが、どの生薬をどのような割合で調剤するかが詳しく決められています。そして、おのおのの方剤は葛根湯、当帰芍薬散などと命名されています。

生薬の特徴

生薬とは薬効のある自然物、多くは草根木皮です。ジギタリスはヨーロッパ生薬から抽出されたものですし、エフェドリンは麻黄という生薬から、サリチル酸は柳の枝から、モルヒネやパパベリンがケシの実に由来することはご承知のことと思います。生薬1つの中にもさまざまな化合物が含まれていますが、方剤にはこの生薬が数種類組み合わされており、その複合作用で微妙なハーモニーに基づく薬の効果も、1つ1つ科学の目で解明されつつあります。

現代医療における東洋医学の意義

次のような場合に漢方薬による治療が有効な場合があります。

  • 原因のわからない疾患や明らかな病態の見出せないもの
  • 多因子疾患、原因不明の疾患、体質的な疾患、自己免疫疾患など原因除去の困難な疾患
  • 病因や病態は分かっていても治療法の確立していないもの
  • 多くの自己免疫疾患や難病指定の疾患
  • たとえ診断がついても、有効な治療法がまだないもの
  • 副作用などで現代医学の治療法が適用困難なもの

薬剤アレルギーや体質的に副作用が強く出現する場合。妊娠時などもこのひとつです。心と身体の異常が絡み合っている病態東洋医学では、身体の病変と精神活動面の変化を同時に把握する診療法をとっており、心と身体は一体のもの(心身一如)として考えています。

  • 病態が多臓器にわたり、愁訴の多いもの
  • 病巣や機能異常が多方面にわたり、細分化された各科別のアプローチでは全体像を把握できにくい、病態。
  • 身体を総合的に一つとしてとらえる診断や治療が必要な時

漢方薬について-ABOUT HERBAL MEDICINE-

  • 煎じ方を葛根湯を例にとって説明していきたいと思います。左の写真、これが煎じ薬になります。桂枝、芍薬、生姜、大棗、甘草、葛根、麻黄という生薬を混ぜ合わせてあります。これらの生薬の組み合わせを葛根湯といいます。

  • お渡しするときにはこの生薬分包機で上の生薬を分包してお渡しします。

  • これが、分包された煎じ薬1日分になります。7日分をお渡しするときは7袋お渡しします。

  • 袋を破って、鍋に生薬を入れます。

  • 約540ml(3合) の水で30分浸けた後、弱火で40~60分煎じます。

  • 煎じ中
    袋から出して煎じることで生薬が水の中で回って成分が出やすくなります。

  • 煎じ終わり。約180ml(1合)になりました。これをこしきでこします。

  • 煎じ薬は1日2回服用が通常ですので、これを2回に分けて服用します。つまり、1回90ml(0.5合)を服用することになります。

  • 1日分の葛根湯ができました。

  • 1回分は冷蔵庫に。服用するときは温めてください。そのほうが効果が高まります。